こんにちは、kazuです。
妻はキスの事を「お口の交流」と呼びます(笑)他にも良い例えがあれば教えて下さい!
今回は早速本題です、本日は抜染プリントという技法についてお話致します。あまり聞いたことがない人が多いのではないでしょうか?僕もアパレルで長い間働いていましたが、それ程お目にかかる機会が無かった感じです。中には知らずに接している人もいるかもしれません。
他の技法も過去の記事でご紹介していますので、時間がある方は是非ご覧くださいm(__)m

抜染を知ろう!
まずはこちらをご覧下さい🐈

猫ちゃんのプリントTシャツです。良くある感じですよね~それではプリント部分を拡大してみましょう👀

何が言いたいかまだピーンとこないですよね?もっと拡大してみましょう🔍

わかりますか?普通のプリントTシャツは柄にしたい部分を染めます(顔料プリントというペンキみたいな塗料を上に乗せる方法もありますが、今回は割愛させて頂きます)。
ここで良く考えてみて欲しいのですが、自分の髪の毛を青や赤にしようとするとき、染める為に黒の髪の毛を一回脱色(ブリーチ)しますよね?そうなんです、黒は染まらないんです。
ここでもう一回写真を見て下さい。黒のTシャツにプリントは出来ないのです。よって、一回プリントしたい部分の色を抜きます。そして柄を作った状態が上の写真です。それから色を抜いたこの白い部分を様々な色に染める、これが抜染プリントです。お分かり頂けましたでしょうか?
抜染プリントの特徴

それではこの技法による特徴を見ていきましょう!!
一番のメリットは柔らかい風合いで、生地の質感を損なわないプリントができることです。
古着のような味のあるプリントが好きな方には向いていますね👕
とは言え、正直あまり実感しにくいメリットのような気もしますが・・・
それではデメリットをお伝えします。
・綿100%の素材しかできない
・生地色により抜け方が変わる(個体差が出る)
・インクの色が乗らない場合がある(個体差が出る)
・色を抜くので細かいデザインに向かない
デメリットだらけじゃん(笑)って思ったあなた、ある意味正解です!
それではそのデメリットを活かすお話もしましょう!!
個体差の風合いを活かす

それではこのデメリットをメリットに活かす方法をお伝えします。ヴィンテージ加工を得意とするブランドや、コレクションブランド等は良く使う技法です。
先程綿100%にしか使えないと言いましたが、逆の発想でポリエステル等を20%混ぜて抜染すると、ムラが出来て、ヴィンテージ感が出てきますよね?しかも個体差があるので、全てが1点ものです。
また、抜染に使う黒のTシャツに目を向けてみましょう!黒い糸で縫製した黒のTシャツもあれば、白い糸でTシャツを作って、それから黒に染める手法もあります。この違いだけでも抜染すると全く違った雰囲気が出てきます。前者を先染め(糸を先に染めるので)、後者を製品染め(製品になってから染めるので)と言います。
さらに白い糸で生地を作って、生地の段階で染めた生地で製品を作る方法を後染めと言います。
まぁ~女性目線でいうと、どーでも良い話ですが(笑)可愛ければいいですからね~♪
最後に
いかがでしたでしょうか?
ちょっとマニアックな部分にはなってしまいますが、意外と髪の毛の例え話をすると女性の食い付きも良いですよ。それではまた👋



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