こんにちは、kazuです!
以前親戚のおじいちゃんの家に行ったら「ボケないための本」を買ってきて熱心に読んでいました📚
しばらくして、おじいちゃんに会いに行ったらその本が3冊ありました。。。
という訳で本日は知っているようで知らない素材「アンゴラ」のお話です!
アンゴラって良く聞きますけど、どんな動物の毛なのかパッと答えられない方も多いのではないのでしょうか?今回も最後までお付き合い下さい🙇



アンゴラはヤギ?ウサギ?

ここで問題です。アンゴラとはヤギの毛でしょうか?ウサギの毛でしょうか?
答えは
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両方正解です!
・アンゴラウサギの毛を「アンゴラ」
・アンゴラヤギの毛を「モヘア」
と言います!モヘアも聞いたことありますよね?
「アンゴラ」の特徴

アンゴラウサギとは、アンカラ地方、現在のトルコ原産の、全身を長い毛で覆われたウサギです。上の写真が実物ですが、あまりウサギっぽくないですよね💦
18世紀半ばにウサギを飼うことがブームとなっていたフランス王室からヨーロッパ各国に広まり、主にイギリス、フランスで品種改良されました。耳は短めで、体重は2.5キロから3.5キロになります。その毛は毛織物に向いているため、多くが毛を採る目的で飼育されており、年に2回から3回のペースで毛を採ることができます。毛は白、黒、褐色などありますが、白い毛のアンゴラウサギが一般的に人気が高いです。アンゴラウサギの中には毛を採らないとストレスを感じるものがいると言われており、また、長くて細い毛が絡まると毛玉になり、その毛を飲み込んでしまうことがあります。飲み込んだ毛は消化することができず、胃に溜まりすぎると死因となりかねないので、毛を採る目的ではない飼育であっても定期的に毛を刈る必要があります。
アンゴラウサギの毛「アンゴラ」の特徴は
- 保温性が高い
- 軽い
- 毛が絹のようになめらか
- 毛が柔らかく、長く、フワフワしている
と言った点でしょうか。デメリットを挙げるとすると、値段が少し高いのと、毛がタンパク質で出来ているので、虫に食われやすい点です🐛
市販されているセーター等は、混紡率10%から20%程度の混紡率である「アンゴラ混」の商品が多いのも特徴です。多くても50%くらいでしょうか!アンゴラ100%の商品はあまり見たことがありません🔍

「モヘア」の特徴

アンゴラヤギは元々チベットにいたとされており、16世紀にはトルコでの棲息が確認されました。1匹のヤギからは1年に5~8kgのモヘアが穫れ、若い個体から採取されたものは衣類などに使われ、老いた個体から採取されたものはカーペットなどに使われます。通常年二回刈り取りが行われますが、トルコでは年一回の間隔で行っているため、繊維長の長いものが収穫されます。
南アフリカが世界総生産量のうち約5割を生産しているため最大の産地でしたが、2018年にアンゴラヤギへの虐待が報じられたことから、大手ファッションブランドが次々とモヘア製品の取扱停止を発表した経緯もあります。
アンゴラヤギ(山羊)の毛「モヘア」の特徴は
- 光沢感がある
- 繊維が長く柔らかい
- 羊毛よりも太い
- 毛の色は白っぽい色
*耐久性、断熱性も高く光沢もあるため、繊維のダイアモンドと呼ばれることがある*
毛の特徴により、単独で紡績することは難しいという事情があるため、他の繊維(糸)と混ぜて材料として使われるため、「モヘア100%」の市販品は無いと言われております😲平均的にモヘア10%から20%くらいのものが多く、多くても50%くらいだと思って下さい🐐

最後に
いかがでしたでしょうか?
アンゴラに付いて疑問を持っていた方も、これで少しは解決したのではないでしょうか?
今後も皆様の疑問にお答えしていきたいと思います。それではまた👋
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